トップ
>
在
>
おは
ふりがな文庫
“
在
(
おは
)” の例文
餘
(
あま
)
りに
戀
(
こひ
)
しう
懷
(
なつ
)
かしき
折
(
をり
)
は
自
(
みづか
)
ら
少
(
すこ
)
しは
恥
(
はづ
)
かしき
思
(
おも
)
ひ、
如何
(
いか
)
なる
故
(
ゆゑ
)
ともしるに
難
(
かた
)
けれど、
且那
(
だんな
)
さま
在
(
おは
)
しまさぬ
時
(
とき
)
は
心細
(
こゝろほそ
)
さ
堪
(
た
)
へがたう、
兄
(
あに
)
とも
親
(
おや
)
とも
頼母
(
たのも
)
しき
方
(
かた
)
に
思
(
おも
)
はれぬ。
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
よくよく見れば、伊東
巳代治
(
みよぢ
)
の君と岡崎邦輔の君となり。何れ劣らぬ梅桜、世にもしほらしき人達にて
在
(
おは
)
せば、婦人室は尤も似つかはしく、何事をか語らひて居たまひけん。
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
國々へ
弘
(
ひろ
)
めんとて又々諸國
武者修行
(
むしやしゆぎやう
)
を
志
(
こゝろ
)
ざし
旅立
(
たびだち
)
せんと云に半四郎は是を
止
(
とゞ
)
め最早御老年の御事此上の御修行にも
及
(
およ
)
ぶまじければ是までの如く
當所
(
たうしよ
)
に
在
(
おは
)
して以後は
月雪花
(
つきゆきはな
)
の
詠
(
ながめ
)
を
友
(
とも
)
となし老を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今年
(
ことし
)
三月
(
さんぐわつ
)
の
半
(
なか
)
ばより、
東京市中
(
とうきやうしちう
)
穩
(
おだや
)
かならず、
天然痘
(
てんねんとう
)
流行
(
りうかう
)
につき、
其方此方
(
そちこち
)
から
注意
(
ちうい
)
をされて、
身體髮膚
(
しんたいはつぷ
)
これを
父母
(
ふぼ
)
にうけたり
敢
(
あへ
)
て
損
(
そこな
)
ひ
毀
(
やぶ
)
らざるを、と
其
(
そ
)
の
父母
(
ふぼ
)
は
扨
(
さ
)
て
在
(
おは
)
さねども、……
生命
(
いのち
)
は
惜
(
を
)
しし
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御胎内の尊きにて
在
(
おは
)
すひりをの若君を我等に
見
(
あら
)
はし玉へ
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
▼ もっと見る
そのなかに君は
在
(
おは
)
せり。
緑髪
(
みどりがみ
)
肩に波うち
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
父母は
在
(
おは
)
して待てど
駱駝の瘤にまたがつて
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
何
(
ど
)
うも
何
(
なん
)
とも
言
(
い
)
はれぬ
氣持
(
きもち
)
に
成
(
なり
)
ました、
貴郎
(
あなた
)
には
笑
(
わら
)
はれて、
叱
(
し
)
かられる
樣
(
やう
)
な
事
(
こと
)
で
御座
(
ござ
)
りましよと
下
(
した
)
を
向
(
む
)
いて
在
(
おは
)
するに、
見
(
み
)
れば
涙
(
なみだ
)
の
露
(
つゆ
)
の
玉
(
たま
)
、
膝
(
ひざ
)
にこぼれて
怪
(
あや
)
しう
思
(
おも
)
はれぬ。
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
偖主人の鬼一殿は何処に
在
(
おは
)
すぞと見てあれば、大玄関の真中に、大礼服の
装
(
よそほひ
)
美々しく、
左手
(
ゆんで
)
に
剣𣠽
(
けんぱ
)
を握り、右に
胡麻塩
(
ごましほ
)
の
長髯
(
ちようせん
)
を
撫
(
ぶ
)
し、
厳
(
いかめ
)
しき顔して、眼鏡を光らしつゝ
佇
(
たゝず
)
みたまふが
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
聞て大いに驚き扨は御客樣が後藤先生にて
在
(
おは
)
せしか
御縁
(
ごえん
)
と云ものは
眞實
(
まこと
)
に不思議なものなり知ぬ事とは申ながら
先刻
(
せんこく
)
より大いに
失禮仕
(
しつれいつかま
)
つりし
段
(
だん
)
眞平
(
まつぴら
)
御免
(
ごめん
)
下さるべし
只今
(
たゞいま
)
上州大間々に御道場を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
深く御柔軟、深く御哀憐すぐれて
在
(
おは
)
す
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
目鼻
(
めはな
)
だちより
髮
(
かみ
)
のかゝり、
齒
(
は
)
ならびの
宜
(
よ
)
い
所
(
ところ
)
まで
似
(
に
)
たとは
愚
(
おろ
)
か
毋樣
(
はゝさま
)
を
其
(
その
)
まゝの
生
(
うま
)
れつき、
奧樣
(
おくさま
)
の
父御
(
てゝご
)
といひしは
赤鬼
(
あかおに
)
の
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
とて、十
年
(
ねん
)
の
以前
(
まへ
)
までは
物
(
もの
)
すごい
目
(
め
)
を
光
(
ひか
)
らせて
在
(
おは
)
したる
物
(
もの
)
なれど
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其
頃
(
ころ
)
徳太郎君と申し御部屋
住
(
ずみ
)
にて將監方に
在
(
おは
)
しけるが彼澤の井に御手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
“在”を含む語句
御在
存在
現在
在所
所在
在宅
実在
在處
在処
在家
在来
駐在所
不在
罷在
滞在
在世
散在
在々
在合
在郷
...