『海野十三敗戦日記（うんのじゅうざはいせんにっき）』

はしがき 二週間ほど前より、帝都もかねて覚悟していたとおり「空襲される都」とはなった。 米機Ｂ29の編隊は、三日にあげず何十機も頭上にきて、爆弾と焼夷弾の雨をふらせ、あるいは悠々と偵察して去る。 味方の戦闘機の攻撃もはげしくなり、地上部隊の …

著者	海野十三
ジャンル	文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約2時間46分（500文字/分）
朗読目安時間	約4時間36分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

灯（あ） 執拗（しつっこ） 因（ちなみ） 漢口（ハンコウ） 詳（つまびら） 醜（しこ） 尤（もっとも） 忝（かたじけな） 英（ひで） 乾（ほ） 伝（つたわ） 凭（よ） 嗹（れん） 寂（せき） 忍辱（にんじょく） 戦（いくさ） 札（さつ） 瓦（グラム） 肯（うなず） 諭（さとし） 高粱（コーリャン） 魚籃（ぎょらん） 上海（シャンハイ） 予（あらかじ） 亦（また） 仮寓（かぐう） 余燼（よじん） 俄然（がぜん） 倶（とも） 北京（ペキン） 呟（つぶや） 嗤（わら） 嚮導（きょうどう） 団欒（だんらん） 地窖（あなぐら） 大詔（たいしょう） 宸念（しんねん） 封度（ポンド） 就中（なかんずく） 屠蘇（とそ） 岡東（おかとう） 已（や） 幣原（しではら） 平屋（ひらや） 御楯（みたて） 恐懼（きょうく） 悉（ことごと） 愕（おどろ） 慨（なげ） 披（ひら） 挫（くじ） 捺（お） 斃（たお） 杞憂（きゆう） 桑港（サンフランシスコ） 梯団（ていだん） 横鎮（よこちん） 殲滅（せんめつ） 洟（はな） 海苔（のり） 温和（おとな） 溌溂（はつらつ） 滔々（とうとう） 漸次（ぜんじ） 灰燼（かいじん） 灼（や） 炬燵（こたつ） 炯眼（けいがん） 煌々（こうこう） 熄（や） 牛蒡（ごぼう） 猖獗（しょうけつ） 甘藷（かんしょ） 甞（な） 祠（ほこら） 築山（つきやま） 粂（くめ） 粟（あわ） 粥腹（かゆばら） 糜爛（びらん） 紐育（ニューヨーク） 紙鳶（たこ） 編輯（へんしゅう） 繙（ひもと） 腹匐（はらば） 般若（はんにゃ） 芟除（さんじょ） 蒲鉾（かまぼこ） 蓮（はす） 薨去（こうきょ） 虞（おそ） 蚤（のみ） 蚯蚓（みみず） 蛔虫（かいちゅう） 蛸（たこ） 衙（が） 衛（まも） 誰何（すいか） 贋者（にせもの） 赧（あか）