“宸念”の読み方と例文
読み方割合
しんねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、おんみずからのご不自由ふじゆうよりも、戦乱せんらんのちまたにえひしがれている民のうえにご宸念しんねんやすませられたことがない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
◯天皇陛下御宸念しんねんかたじけなくも金一千万円也を戦災者へ下賜せらる。
海野十三敗戦日記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これでは民草たみくされるわけである。おかみのご宸念しんねんのたえない道理どうりである。気をわるくするかもしれないが、そなたの祖父そふ信玄しんげんほどの人物も、そのひとりだといわなければならない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)