“しんねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シンネン
語句割合
新年33.3%
宸念22.2%
信念22.2%
軫念11.1%
心念7.4%
真然3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去年きょねんれ、ぼりへいったときに、おじいさんが、「新年しんねんは、三がにちあいだ懸賞けんしょうつきで、かんぶなをたくさんいれますよ。」
ある少年の正月の日記 (新字新仮名) / 小川未明(著)
◯天皇陛下御宸念しんねんかたじけなくも金一千万円也を戦災者へ下賜せらる。
海野十三敗戦日記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ところが、竹童の信念しんねんはくつがえされて、ゆみをとっては神技かみわざといわれている蔦之助が、どうだろう、この不覚ふかく? このみにくいやぶかた
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かしこくも、一億民草の康寧こうねいと、人類の福祉とを、深く御軫念しんねんあらせらるる天皇陛下の大御心おおみこころを体し、之にい奉るべく、八月九日以来、軍統帥部ぐんとうすいぶとも連絡し、慎重なる熟議を重ね
中 なさけはあつき心念しんねん口演くえん
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
また仁明にんみょう天皇の御代に僧真済しんさいが唐に渡る航海中に船が難破し、やっといかだして漂流二十三日、同乗者三十余人ことごとく餓死し真済と弟子の真然しんねんとたった二人だけ助かったという記事がある。
颱風雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)