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新年
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しんねん
ふりがな文庫
“
新年
(
しんねん
)” の例文
新年
(
しんねん
)
が
停滯
(
もたれ
)
てゐるのは
實
(
じつ
)
に
苦
(
くる
)
しいですよ。
夫
(
それ
)
で
今日
(
けふ
)
の
午
(
ひる
)
から、とう/\
塵世
(
ぢんせい
)
を
遠
(
とほ
)
ざけて、
病氣
(
びやうき
)
になつてぐつと
寐込
(
ねこ
)
んぢまいました。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
去年
(
きょねん
)
の
暮
(
く
)
れ、
釣
(
つ
)
り
堀
(
ぼり
)
へいったときに、おじいさんが、「
新年
(
しんねん
)
は、三が
日
(
にち
)
の
間
(
あいだ
)
懸賞
(
けんしょう
)
つきで、
寒
(
かん
)
ぶなをたくさんいれますよ。」
ある少年の正月の日記
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ふる
年
(
とし
)
といふのは、
新年
(
しんねん
)
に
對
(
たい
)
する
舊年
(
きゆうねん
)
であつて、
昔
(
むかし
)
の
暦
(
こよみ
)
では
年
(
とし
)
の
明
(
あ
)
けないうちに、
立春
(
りつしゆん
)
の
節
(
せつ
)
といふ
暦
(
こよみ
)
の
上
(
うへ
)
の
時期
(
じき
)
がやつて
來
(
く
)
ることもあつたのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「
先生
(
せんせい
)
、
小清潔
(
こざつぱり
)
とまゐりませんでも、せめて
縞柄
(
しまがら
)
のわかりますのを、
新年
(
しんねん
)
は
一枚
(
いちまい
)
と
存
(
ぞん
)
じます……
恐
(
おそ
)
れ
入
(
い
)
りますが、お
帳面
(
ちやうめん
)
を。」「また
濱野屋
(
はまのや
)
か。」
神樂坂
(
かぐらざか
)
には
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
母樣
(
はゝさま
)
御機嫌
(
ごきげん
)
よう
好
(
よ
)
い
新年
(
しんねん
)
をお
迎
(
むか
)
ひなされませ、
左樣
(
さやう
)
ならば
參
(
まい
)
りますと、
暇乞
(
いとまごひ
)
わざとうやうやしく、お
峯
(
みね
)
下駄
(
げた
)
を
直
(
なほ
)
せ、お
玄關
(
げんくわん
)
からお
歸
(
かへ
)
りでは
無
(
な
)
いお
出
(
で
)
かけだぞと
圖分
(
づぶ
)
/\しく
大手
(
おほで
)
を
振
(
ふ
)
りて
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
僕
(
ぼく
)
が
此小學校
(
このせうがくかう
)
に
入
(
はひ
)
る
僅
(
わづ
)
か
四年前
(
よねんぜん
)
に
此學校
(
このがくかう
)
は
創立
(
さうりつ
)
されたので、
其
(
それ
)
より
更
(
さら
)
に
十年前
(
じふねんぜん
)
のこと、
正月元日
(
しやうぐわつぐわんじつ
)
の
朝
(
あさ
)
でした、
新年
(
しんねん
)
の
初光
(
しよくわう
)
は
今
(
いま
)
將
(
まさ
)
に
青海原
(
あをうなばら
)
の
果
(
はて
)
より
其第一線
(
そのだいゝつせん
)
を
投
(
な
)
げ、
東雲
(
しのゝめ
)
の
横雲
(
よこぐも
)
は
黄金色
(
こんじき
)
に
染
(
そま
)
り
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
其江戸の元日を
聞
(
きけ
)
ば
縉紳朱門
(
しんしんしゆもん
)
の
㕝
(
こと
)
はしらず、
市中
(
しちゆう
)
は千
門
(
もん
)
万
戸
(
こ
)
千歳
(
ちとせ
)
の松をかざり、
直
(
すぐ
)
なる
御代
(
みよ
)
の竹をたて、太平の
七五三
(
しめ
)
を引たるに、
新年
(
しんねん
)
の
賀客
(
れいしや
)
麻上下の
肩
(
かた
)
をつらねて
往来
(
ゆきゝ
)
するに万歳もうちまじりつ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
猶太紀元
(
ユダヤきげん
)
五千六百八〇年その
新年
(
しんねん
)
のけふに
会
(
あ
)
へりき
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
僕
(
ぼく
)
、
新年
(
しんねん
)
早々
(
そうそう
)
、
殺生
(
せっしょう
)
するのはいやだといったら、
勇
(
ゆう
)
ちゃんもゆくのをよして、
二人
(
ふたり
)
で、ボールを
投
(
な
)
げて
遊
(
あそ
)
んだ。
ある少年の正月の日記
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
其江戸の元日を
聞
(
きけ
)
ば
縉紳朱門
(
しんしんしゆもん
)
の
㕝
(
こと
)
はしらず、
市中
(
しちゆう
)
は千
門
(
もん
)
万
戸
(
こ
)
千歳
(
ちとせ
)
の松をかざり、
直
(
すぐ
)
なる
御代
(
みよ
)
の竹をたて、太平の
七五三
(
しめ
)
を引たるに、
新年
(
しんねん
)
の
賀客
(
れいしや
)
麻上下の
肩
(
かた
)
をつらねて
往来
(
ゆきゝ
)
するに万歳もうちまじりつ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“新年”の意味
《名詞》
新 年(しんねん)
新しい年。またそのはじめの頃。正月。
(出典:Wiktionary)
“新年”の解説
新年(しんねん、en: New Year)は、世界各地で使われている暦年の新しい年の始めをいう。学年、会計年度上の新年という場合もある。
(出典:Wikipedia)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“新年”で始まる語句
新年着
新年拝賀式