“此小學校”の読み方と例文
読み方割合
このせうがくかう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若(も)し大島伸一先生(おほしましんいちせんせい)を得(え)なかつたなら、此小學校(このせうがくかう)も亦(ま)た、世間(せけん)に有(あ)りふれた者(もの)と大差(たいさ)なく終(をは)つたかも知(し)れません。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
海岸(かいがん)から三四丁離(はな)れた山(やま)の麓(ふもと)に立(たつ)て居(ゐ)る此小學校(このせうがくかう)は見(み)た所(ところ)決(けつ)して立派(りつぱ)なものではありません。殊(こと)に僕(ぼく)の入(はひ)つた頃(ころ)は粗末(そまつ)な平屋(ひらや)で、教室(けうしつ)の數(かず)も四(よつ)五(いつゝ)しか無(な)かつたのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
然(しか)し伸一先生(しんいちせんせい)は老先生(らうせんせい)の麗(うる)はしき性情(せいじやう)を享(う)けて更(さら)にこれを新(あたら)しく磨(みが)き上(あ)げた人物(じんぶつ)として此小學校(このせうがくかう)を監督(かんとく)し我々(われ/\)は第二(だいに)の權藏(ごんざう)となつて教導(けうだう)されたのです。權藏(ごんざう)の志(こゝろざし)は最(もつと)も完全(くわんぜん)に成就(じやうじゆ)されました。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)