“康寧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうねい75.0%
かうねい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが今日残るもので就中なかんずく多いのは煙草入と錠とである。錠に附せられた模様はあるいは草、あるいは花、ある時は巴紋ともえもん、ある時は瑞祥ずいしょうの文字。寿福とかまたは康寧こうねいとか。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
かしこくも、一億民草の康寧こうねいと、人類の福祉とを、深く御軫念しんねんあらせらるる天皇陛下の大御心おおみこころを体し、之にい奉るべく、八月九日以来、軍統帥部ぐんとうすいぶとも連絡し、慎重なる熟議を重ね
蘭軒は、脚疾を除く外、年初に猶身体の康寧かうねいを保つてゐたかとおもはれる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)