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信念
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しんねん
ふりがな文庫
“
信念
(
しんねん
)” の例文
「いえ
信念
(
しんねん
)
さへあれば
誰
(
だれ
)
でも
悟
(
さと
)
れます」と
宜道
(
ぎだう
)
は
躊躇
(
ちうちよ
)
もなく
答
(
こた
)
へた。「
法華
(
ほつけ
)
の
凝
(
こ
)
り
固
(
かた
)
まりが
夢中
(
むちゆう
)
に
太鼓
(
たいこ
)
を
叩
(
たゝ
)
く
樣
(
やう
)
に
遣
(
や
)
つて
御覽
(
ごらん
)
なさい。 ...
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところが、竹童の
信念
(
しんねん
)
はくつがえされて、
弓
(
ゆみ
)
をとっては
神技
(
かみわざ
)
といわれている蔦之助が、どうだろう、この
不覚
(
ふかく
)
? このみにくい
敗
(
やぶ
)
れ
方
(
かた
)
!
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そうさ。お
宮
(
みや
)
の
石垣
(
いしがき
)
や、コンクリートの
道
(
みち
)
で、みがいたんだものな。このべいには、だれにも
負
(
ま
)
けないという
信念
(
しんねん
)
が
入
(
はい
)
っているのだ。
天下無敵
(
てんかむてき
)
というやつさ。」
こま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
果然
(
かぜん
)
、花前にはなにか
信念
(
しんねん
)
があるなと思った。それでさらにおだやかに
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
さうして
始
(
はじめ
)
から
取捨
(
しゆしや
)
も
商量
(
しやうりやう
)
も
容
(
い
)
れない
愚
(
おろか
)
なものゝ
一徹
(
いつてつ
)
一圖
(
いちづ
)
を
羨
(
うらや
)
んだ。もしくは
信念
(
しんねん
)
に
篤
(
あつ
)
い
善男善女
(
ぜんなんぜんによ
)
の、
知慧
(
ちゑ
)
も
忘
(
わす
)
れ
思議
(
しぎ
)
も
浮
(
うか
)
ばぬ
精進
(
しやうじん
)
の
程度
(
ていど
)
を
崇高
(
すうかう
)
と
仰
(
あふ
)
いだ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
小
(
ちい
)
さな
時分
(
じぶん
)
に、
旅
(
たび
)
をする
途中
(
とちゅう
)
で
見
(
み
)
たというのだ。そしていま、その
記憶
(
きおく
)
はかすかになったけれど、おじいさんは、
探
(
さが
)
せばかならず
見
(
み
)
いだせるという
強
(
つよ
)
い
信念
(
しんねん
)
を
有
(
ゆう
)
しているのだ。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さいごには
突撃
(
とつげき
)
するのであるが、そのときまで、
残
(
のこ
)
りのたまをもっとも
有効
(
ゆうこう
)
に
使
(
つか
)
わなければならなかった。
秀作
(
しゅうさく
)
さんは、
胸
(
むね
)
をはり、いきを
入
(
い
)
れて、一
発
(
ぱつ
)
必殺
(
ひっさつ
)
の
信念
(
しんねん
)
をこらしました。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“信念”の意味
《名詞》
信 念(しんねん)
物事を信じ、疑わない心。またそのようにして信じる内容。
(出典:Wiktionary)
“信念”の解説
信念(しんねん、英語:belief)とはある事柄について揺らぐことのない考え、確信をもつこと。それを裏付ける証拠が有るか無いかは問われないが、客観的な証拠を欠く場合には、信念は迷信につながる傾向にある。
(出典:Wikipedia)
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“信念”で始まる語句
信念および民俗