“一圖”の読み方と例文
新字:一図
読み方割合
いちづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうしてはじめから取捨しゆしや商量しやうりやうれないおろかなものゝ一徹いつてつ一圖いちづうらやんだ。もしくは信念しんねんあつ善男善女ぜんなんぜんによの、知慧ちゑわす思議しぎうかばぬ精進しやうじん程度ていど崇高すうかうあふいだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「そりや出直してもえいが——」氷峰がまた言葉を出さうとするのを、義雄は何も云はせず、一圖いちづ
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
さう場合ばあひには、こゝろのうちに、當時たうじ自分じぶん一圖いちづ振舞ふるまつたにが記憶きおくを、出來できだけしば/\おこさせるために、とくにてん小六ころく自分じぶんまへけるのではなからうかとおもつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)