“知慧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちえ86.7%
さとき6.7%
ちゑ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とんでもねえ、あれはお前様、芋※ずいきの葉が、と言おうとしたが、待ちろ、芸もねえ、村方の内証を饒舌しゃべって、恥くは知慧ちえでねえと
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
知らず、三日の後殿みやにてふ。彼教師の中に坐し、聴きかつ問ひゐたり。聞者きくもの知慧さときと其応対こたへとをあやしとせり。
続西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さうしてはじめから取捨しゆしや商量しやうりやうれないおろかなものゝ一徹いつてつ一圖いちづうらやんだ。もしくは信念しんねんあつ善男善女ぜんなんぜんによの、知慧ちゑわす思議しぎうかばぬ精進しやうじん程度ていど崇高すうかうあふいだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)