“知慧(ちゑ)” の例文
さうして始(はじめ)から取捨(しゆしや)も商量(しやうりやう)も容(い)れない愚(おろか)なものゝ一徹(いつてつ)一圖(いちづ)を羨(うらや)んだ。もしくは信念(しんねん)に篤(あつ)い善男善女(ぜんなんぜんによ)の、知慧(ちゑ)も忘(わす)れ思議(しぎ)も浮(うか)ばぬ精進(しやうじん)の程度(ていど)を崇高(すうかう)と仰(あふ)いだ。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)