“仁明”の読み方と例文
読み方割合
にんみょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一世紀の後、空海の時代もすでに去って藤原氏専権時代がまさに始まろうとしたころに(嘉祥二年、続日本後紀、巻十九)、興福寺の法師が仁明にんみょう天皇の宝算ほうさん四十を賀した種々の催しをやった。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
また仁明にんみょう天皇の御代に僧真済しんさいが唐に渡る航海中に船が難破し、やっといかだして漂流二十三日、同乗者三十余人ことごとく餓死し真済と弟子の真然しんねんとたった二人だけ助かったという記事がある。
颱風雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)