“煙火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなび90.9%
えんか9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それは本気か」煙火はなびの為に真青に彩られた廣介の顔の、目ばかりが紫色にギラギラと輝いて、突き通す様に千代子を睨みつけました。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
香椎六郎はこらえ兼ねて、急造レンズへ手をかけようとすると、不意に、レンズの下で、玩具おもちゃ煙火はなびを鳴らしたような、不思議な爆音が聞えます。
向日葵の眼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
数丈すうじょうの高さに昇ると見る間に、今まで朦朧たるその人影は、煙火えんかごとにじの如く、燦々さんさんたる光を纏うと共に、紫匂う振り袖に、東雲あけぼの染めの袴を穿き、したたるような若衆髷わかしゅわげの、若衆の姿が現われた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)