“東雲頃”の読み方と例文
読み方割合
しののめごろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また一面から見れば、門附かどづけ談話はなしの中に、神田辺かんだへんの店で、江戸紫えどむらさきの夜あけがた、小僧がかどいている、納豆なっとうの声がした……のは、その人が生涯の東雲頃しののめごろであったかも知れぬ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)