トップ
>
掴
>
にぎ
ふりがな文庫
“
掴
(
にぎ
)” の例文
総支配人で店を
掴
(
にぎ
)
る人になったのですが——その
利
(
き
)
かない気性と、強いものがあるところへ、お母さんは江戸っ
児
(
こ
)
ですの。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
銭さえ払えば
可
(
い
)
いとして、船頭やい、船はどうする、と嘉吉が云いますと、ばら銭を
掴
(
にぎ
)
った
拳
(
こぶし
)
を
向顱巻
(
むかうはちまき
)
の上さ突出して、半だ半だ、何、船だ。船だ船だ、と夢中でおります。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
兄喜三郎に頼まれて、井上流砲術の秘伝を盗む為に、二人の手先まで使って、あんな細工をしたに違いあるまい——己れ憎い女
奴
(
め
)
ッ、——井上半十郎思わず拳を
掴
(
にぎ
)
って起ち上りました。
江戸の火術
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そしてそれを手に
掴
(
にぎ
)
りながら入口から中へ消えてしまった。
株式仲買店々員
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
掴
漢検準1級
部首:⼿
11画
“掴”を含む語句
引掴
一掴
大掴
鷲掴
手掴
掴出
掴取
掴合
打掴
鰌掴
掻掴
掴殺
掴寄
掴込
片手掴
掴得
荒掴
諸掴
掴拳
鼻掴
...