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掻合
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かきあは
ふりがな文庫
“
掻合
(
かきあは
)” の例文
車夫のかく答へし後は
語
(
ことば
)
絶えて、車は
驀直
(
ましぐら
)
に走れり、紳士は
二重外套
(
にじゆうがいとう
)
の
袖
(
そで
)
を
犇
(
ひし
)
と
掻合
(
かきあは
)
せて、
獺
(
かはうそ
)
の
衿皮
(
えりかは
)
の内に耳より深く
面
(
おもて
)
を
埋
(
うづ
)
めたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「文ちやんは厭——姉さんの懐へ手などを入れて。」とお節は叱つて見せて、着物の
襟
(
えり
)
を
掻合
(
かきあは
)
せた。「ほんとに、文ちやんは子供のやうぢや無い。」
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱
掻上