“鯔魚”の読み方と例文
読み方割合
しぎよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま數分すうふんならざるに、群獺ぐんだつたちま競逐きそひおうて、いきおひけず、執得とらへえすなはちけんず。鯔魚しぎよゑがくものは徐景山じよけいざんなり
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ていしきりふたゝんことをほつしてつひ如何いかんともすることあたはず。侍中じちうすゝんでいはく、だつ鯔魚しぎよたしむ、ねこにまたゝびとうけたまはる。しんねがはくはこれくせんと、いたゑがいて兩生りやうせい鯔魚しぎよをどらし、きしけてみづうかゞふ。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)