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獺
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かはをそ
ふりがな文庫
“
獺
(
かはをそ
)” の例文
毎晩廊下へ出して置く、
台
(
だい
)
の
物
(
もの
)
の残りがなくなるんですよ。
獺
(
かはをそ
)
が引いて
行
(
い
)
くんですつて。
昨夜
(
ゆうべ
)
も舟で帰る御客が、
提灯
(
ちやうちん
)
の火を消されました。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
男は
獺
(
かはをそ
)
の怪であつたと云ふのである。渋江保さんは此話を母五百に聞き、後又兄矢島
優善
(
やすよし
)
にも聞いたさうである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
が、
手
(
て
)
で
撫
(
な
)
でゝ
見
(
み
)
ても
雫
(
しづく
)
は
分
(
わか
)
らぬ。——
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
るのではない、
月
(
つき
)
が
欠伸
(
あくび
)
する
息
(
いき
)
がかゝるのであらう……そんな
晩
(
ばん
)
には
獺
(
かはをそ
)
が
化
(
ば
)
けると
言
(
い
)
ふが、
山国
(
やまぐに
)
に
其
(
それ
)
は
相応
(
ふさ
)
はぬ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
我
(
わ
)
が若かりし時
水村
(
すゐそん
)
の一
農夫
(
のうふ
)
、寒あけて
后
(
のち
)
獺
(
かはをそ
)
のとりたる
鮏
(
さけ
)
を
奪
(
うば
)
ひ、これを
喰
(
くら
)
ひて
熱
(
ねつ
)
になやみ、三日にして死たる事あり、さればたゝりあるといふ
口碑
(
かうひ
)
の
説
(
せつ
)
も
誣
(
しゆ
)
べからず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
獺
(
かはをそ
)
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“獺(カワウソ)”の解説
カワウソ(獺、川獺)は、食肉目イタチ科カワウソ亜科(カワウソあか、Lutrinae)に分類される構成種の総称。
(出典:Wikipedia)
獺
漢検1級
部首:⽝
19画
“獺”を含む語句
河獺
川獺
獺祭書屋俳話
海獺
獺祭書屋
妖獺
獺惰
獺橋
獺沢
獺祭
獺祭忌
白獺
群獺