“裏欄干”の読み方と例文
読み方割合
うららんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪なす両のかいなは、よれて一条ひとすじになって、裏欄干うららんかんの梁につるした扱帯の結目むすびめ、ちょうど緋鹿子の端を血に巻いてすがっている。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その起伏のさまは、伊香保の湯宿の高い裏欄干うららんかんからかみ毛野けのしも毛野けのわだかまる連山の頂上を眺め渡すようだった。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)