“そまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粗末62.9%
麁末23.7%
疎末6.2%
麤末3.1%
廉品1.0%
疏末1.0%
粗略1.0%
粗造1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こころあるひとなら、だれでもこのようにしてつくられた、食物しょくもつはむだにし、また器具きぐ粗末そまつあつかうことをよくないとおもうでありましょう。
都会はぜいたくだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
左様に候へば、此御まな料、まことに麁末そまつの御事におはしまし候へども、歳末の御祝儀申上まゐらせ候しるしまでにさし上まゐらせ候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
あきぼんには赤痢せきりさわぎもしづんであたらしいほとけかずえてた。墓地ぼちにはげたあかつちちひさなつかいくつも疎末そまつ棺臺くわんだいせてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
頂上の岩室は数が多い許りで、其麤末そまつさは七合目等のものと似たり寄ったりであった。われ等は晩飯をすますと皆草鞋を穿いたままで蒲団にくるまって寝た。
富士登山 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
引出しを二ツもった、廉品そまつな茶塗りの手習い机と、硯箱が調えられた。
ですから生れ附の縮毛には必ず何所かにひらたい所が有る、若し夫が無ければ本統の縮毛では無い、所で私しが此毛を疏末そまつな顕微鏡に掛けてっく視ました所もとからすえまで満遍なく円い
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
なぜ? なぜもあッもンか。さいの肩ばッかい持って親のいう事は聞かんやつ、不孝者じゃなッか。親が育てたからだを粗略そまつにして、御先祖代々の家を
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
牛小屋は高原の東の隅に在つて、粗造そまつな柵の内にはだ角の無いこうしも幾頭か飼つてあつた。例の番小屋を預かる男は人々を款待顔もてなしがほに、枯草を焚いて、なほさま/″\の燃料たきつけを掻集めて呉れる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)