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麤末
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そまつ
ふりがな文庫
“
麤末
(
そまつ
)” の例文
尤も京都に居た頃には藩邸の御殿を仮住居としていたので、それに比すれば規模も小さく
麤末
(
そまつ
)
ではあれど、これが自分の邸だと思うと何だか嬉しい。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
頂上の岩室は数が多い許りで、其
麤末
(
そまつ
)
さは七合目等のものと似たり寄ったりであった。われ等は晩飯をすますと皆草鞋を穿いたままで蒲団にくるまって寝た。
富士登山
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
ことに此度は悴事朝より出つづけにて、
幕間
(
まくあひ
)
も取込居り候間、失礼ながら老筆にて御礼の御受申上候。且又
先達
(
せんだつて
)
より悴が一寸申上置候よし、甚だ
麤末
(
そまつ
)
のささ折奉御覧入候。御笑味奉願上候。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
麤
漢検1級
部首:⿅
33画
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“麤”で始まる語句
麤
麤物
麤々
麤埴
麤妙
麤巻
麤朶
麤漏
麤言
麤野