“麤末”の読み方と例文
読み方割合
そまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尤も京都に居た頃には藩邸の御殿を仮住居としていたので、それに比すれば規模も小さく麤末ではあれど、これが自分の邸だと思うと何だか嬉しい。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
頂上の岩室は数が多い許りで、其麤末さは七合目等のものと似たり寄ったりであった。われ等は晩飯をすますと皆草鞋を穿いたままで蒲団にくるまって寝た。
富士登山 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ことに此度は悴事朝より出つづけにて、幕間も取込居り候間、失礼ながら老筆にて御礼の御受申上候。且又先達より悴が一寸申上置候よし、甚だ麤末のささ折奉御覧入候。御笑味奉願上候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)