“粗造(そまつ)” の例文
牛小屋は高原の東の隅に在つて、粗造(そまつ)な柵の内には未(ま)だ角の無い犢(こうし)も幾頭か飼つてあつた。例の番小屋を預かる男は人々を款待顔(もてなしがほ)に、枯草を焚いて、猶(なほ)さま/″\の燃料(たきつけ)を掻集めて呉れる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)