“番小屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんごや83.3%
ばんこや16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうですか。ありがとうございました。そんなら一寸ちょっとむこうの番小屋ばんごやまでおいで下さい。お茶でもさしあげましょう。」
チュウリップの幻術 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
どくらしい。……一々いち/\、そのぽぷらに間近まぢか平屋ひらやのある、あらものばあさんを、つじ番小屋ばんごやからすのは。——こゝでわかつた——植木屋うゑきや親方おやかただ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いまたゞひろなか母様おつかさんと、やがて、わたしのものといつたら、この番小屋ばんこや仮橋かりばしほかにはないが、その時分じぶんこのはしほどのものは、やしきにはなかひとツの眺望ながめぎないのであつたさうで、いまいちひとはるなつ
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)