“鐙小屋”の読み方と例文
読み方割合
あぶみごや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良斎はじめ一座が、自分たちながら忘れ方もここまで来ては、むしろ非人情に近いことをじねばならない。それを鐙小屋あぶみごやの神主は
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こうして、兵馬と鐙小屋あぶみごやの神主とが、心安げに会話をしているのを、傍に立って聞いている仏頂寺と、丸山の二人のかおの苦々しさ。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鐙小屋あぶみごやの神主さんは、また室堂むろどうへ上ってぎょうをしておいでなさるのだから、誰もそのほかに、あの沼の傍へ立入る者は無いはずです。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)