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突先
ふりがな文庫
“突先”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とっさき
71.4%
とつさき
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とっさき
(逆引き)
これも牛乳のような色の寒い
夕靄
(
ゆうもや
)
に包まれた雷電峠の突角がいかつく大きく見えだすと、防波堤の
突先
(
とっさき
)
にある灯台の
灯
(
ひ
)
が明滅して船路を照らし始める。
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
足の
突先
(
とっさき
)
でスリッパをおもちゃにしながら椅子に
靠
(
もた
)
れる始末ですから、いくら口でやかましく云っても、結局「遊び」と「勉強」とはごっちゃになってしまうのでした。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
突先(とっさき)の例文をもっと
(5作品)
見る
とつさき
(逆引き)
淋しい風が吹いて來て、一本
圖拔
(
づぬ
)
けて背の高い冠のやうな
檜葉
(
ひば
)
の
突先
(
とつさき
)
がひよろ/\と風に搖られた。
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
何処
(
どこ
)
までも
人
(
ひと
)
を
凌
(
しの
)
いだ
仕打
(
しうち
)
な
薬売
(
くすりうり
)
は
流盻
(
しりめ
)
にかけて
故
(
わざ
)
とらしう
私
(
わし
)
を
通越
(
とほりこ
)
して、すた/\
前
(
まへ
)
へ
出
(
で
)
て、ぬつと
小山
(
こやま
)
のやうな
路
(
みち
)
の
突先
(
とつさき
)
へ
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
を
差
(
さ
)
して
立
(
た
)
つたが、
其
(
その
)
まゝ
向
(
むか
)
ふへ
下
(
お
)
りて
見
(
み
)
えなくなる。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
突先(とつさき)の例文をもっと
(2作品)
見る
“突先”の意味
《名詞》
尖ったものの先端。突端。
(出典:Wiktionary)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突飛
突出
突如
突兀
突伏
突張
“突先”のふりがなが多い著者
田村俊子
小栗風葉
泉鏡太郎
谷崎潤一郎
有島武郎
泉鏡花