“冷嘲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れいちょう57.9%
ひやか21.1%
あざ5.3%
あざわら5.3%
ひや5.3%
れいてう5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠くは北辺の上杉、伊達だてなどに至るまでが、こぞって、反感か、邪視じゃしか、冷嘲れいちょうか、いずれにしても、好意は示していない。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それでもよく東京の言葉だけは忘れずにいるじゃありませんか」と兄がそのあといてまた冷嘲ひやかし始めた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうして、終ひに口を閉ぢたみのるが、憫れむやうな冷嘲あざける樣な光りをその眼に漲らして義男の狹い額をぢろ/\と見初めると、義男は直ぐにその眼を眞つ赤にして
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
それは文字を白く染抜いた紫の旗で、外に記念の賞を添えまして、殿下の御前おんまえ、群集の喝采かっさいなかで、大佐から賜ったのでした。源の目は嫉妬しっとの為に輝いて、口唇は冷嘲あざわらったように引ゆがみました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「もっと若い綺麗きれいな人が、どんどん見舞に来てくれると病気も早くなおるんだがな」と云って看護婦を笑わせた彼は、すぐ彼女から冷嘲ひやかし返された。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
便所へ行き帰りの生徒が、わけても新入生が好奇と冷嘲れいてうとの眼で硝子ガラスへ顔をすりつけて前を過ぎるのが恥づかしかつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)