“泓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おう33.3%
33.3%
わう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幅が五寸に高さが二丈もあるか、それが岩の間から落ちて一おうの池となり、池のほとりには弁財天の小さなほこらがあって、そのわきの細いところから、こっそりと逃げて水は日高川へ落ちる。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ヒソヒソとい進んで行くのであったが、そのうちに闇夜の草花の水っぽい、清新な芳香においが、生娘きむすめの体臭のように、彼の空腹にみ透って来た。
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
うしろが、一わうの湖。秋の雨が、まへうしろとなく、ふりしぶく。秋かぜのつのりて吾亦紅われもこうの雨
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)