“叩音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ノック80.0%
こうおん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妾は手真似で合図をして女中を下へかえし、それからまた書斎の扉まで引き返して、こんこんと二つ形式的に叩音ノックして扉をあけた。
啄木鳥きつつき——軽井沢で、ロッヂを叩音ノックした禽。この松原湖のほとりでは、たかとちの樹を叩いてゐる。洞にゐる栗鼠を、呼びだしにかかつてゐるらしい。
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
クイナらしい叩音こうおんもしばしば半夜の夢に入った。これらの鳥の鳴き声は季節の象徴として昔から和歌や俳句にも詠ぜられている。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)