“宝珠”のいろいろな読み方と例文
旧字:寶珠
読み方割合
ほうじゅ53.3%
ほうしゅ26.7%
たま13.3%
ほつしゆ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝軍地蔵は日本製の地蔵で、身に甲冑を着け、軍馬にまたがって、そして錫杖しゃくじょう宝珠ほうじゅとを持ち、後光輪ごこうりんを戴いているものである。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
昼の午の刻から暮れ切るまでかかり、見ん事、殿の御宝蔵ごほうぞうから腐れ宝珠ほうしゅをとりいだした。その次第は、殿の日記に見えてござる。
玉取物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
江戸にて此塔これまさるものなし、ことさら塵土に埋もれて光も放たず終るべかりし男を拾いあげられて、心の宝珠たまの輝きを世に発出いだされし師の美徳
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わが眼交まなかひにしては 心なぐさの宝珠ほつしゆ
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)