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宝珠
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ほうしゅ
ふりがな文庫
“
宝珠
(
ほうしゅ
)” の例文
旧字:
寶珠
昼の午の刻から暮れ切るまでかかり、見ん事、殿の
御宝蔵
(
ごほうぞう
)
から腐れ
宝珠
(
ほうしゅ
)
をとりいだした。その次第は、殿の日記に見えてござる。
玉取物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
劉備は、やむなく、肌深く持っていた
錫
(
すず
)
の小壺まで出してしまった。李は、
宝珠
(
ほうしゅ
)
をえたように、
両掌
(
りょうて
)
を捧げて
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
田舎にては蛇塚と
号
(
な
)
づけて、往々ある事とぞとありてその図を出だし、
径
(
わたり
)
高さ共に一尺六、七寸と附記す(第一図)。竜蛇が
如意
(
にょい
)
宝珠
(
ほうしゅ
)
を持つてふ仏説は、竜の条に述べた。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
遠く
伯耆
(
ほうき
)
や
因幡
(
いなば
)
にもおよんで「
五郎八
(
ごろはち
)
茶碗」ともいわれる。古いものは主として緑青か白の失透釉を用いたが、後には
宝珠
(
ほうしゅ
)
の玉の模様を入れ、色も黄色のが多い。時として無地
天目
(
てんもく
)
のものも見かける。
雲石紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
劉備は、家のほうへ馳けて、
宝珠
(
ほうしゅ
)
を抱くように、茶壺を捧げてきた。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“宝珠”の意味
《名詞》
宝とすべき玉。
「宝珠の玉」のこと。頭部がとがり、周囲に炎が燃え上がるもの。
(出典:Wiktionary)
“宝珠”の解説
宝珠(ほうじゅ、ほうしゅ,la: globus cruciger、en: orb、de: Reichsapfel)とは、十字架が上に付いた球体のことである。他の和訳については、十字聖球・帝国宝玉などがある。
(出典:Wikipedia)
宝
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
“宝珠”で始まる語句
宝珠寺
宝珠花
宝珠玉
宝珠院
宝珠視
宝珠瓔珞