宝珠たま)” の例文
旧字:寶珠
江戸にて此塔これまさるものなし、ことさら塵土に埋もれて光も放たず終るべかりし男を拾いあげられて、心の宝珠たまの輝きを世に発出いだされし師の美徳
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
奈良や京都はいざ知らず上野浅草芝山内、江戸にて此塔これに勝るものなし、殊更塵土に埋もれて光も放たず終るべかりし男を拾ひあげられて、心の宝珠たまの輝きを世に発出いだされし師の美徳
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)