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宝珠
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ほうじゅ
ふりがな文庫
“
宝珠
(
ほうじゅ
)” の例文
旧字:
寶珠
勝軍地蔵は日本製の地蔵で、身に甲冑を着け、軍馬に
跨
(
またが
)
って、そして
錫杖
(
しゃくじょう
)
と
宝珠
(
ほうじゅ
)
とを持ち、
後光輪
(
ごこうりん
)
を戴いているものである。
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それから、かたほうの手にはしゃくをもち、もういっぽうの手には
皇帝
(
こうてい
)
のしるしの、
宝珠
(
ほうじゅ
)
をもっていました。
漁師とそのおかみさんの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「これは
貝
(
かい
)
の火という
宝珠
(
ほうじゅ
)
でございます。王さまのお
言伝
(
ことづて
)
ではあなた
様
(
さま
)
のお手入れしだいで、この
珠
(
たま
)
はどんなにでも
立派
(
りっぱ
)
になると
申
(
もう
)
します。どうかお
納
(
おさ
)
めをねがいます」
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
普賢菩薩の霊象に
倣
(
なら
)
って額に大きな
宝珠
(
ほうじゅ
)
がついている。鈴と
朱房
(
しゅぶさ
)
のさがった
胸掛
(
むなかけ
)
尻掛
(
しりかけ
)
。
平賀源内捕物帳:山王祭の大像
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
と
言
(
い
)
って、さっそくつづらのふたをあけますと、中から目のさめるような
金銀
(
きんぎん
)
さんごや、
宝珠
(
ほうじゅ
)
の
玉
(
たま
)
が出てきました。それを
見
(
み
)
るとおじいさんは、とくいらしい
顔
(
かお
)
をして
言
(
い
)
いました。
舌切りすずめ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
越後上布
(
えちごじょうふ
)
の
帷子
(
かたびら
)
の上に重ねた
紗
(
しゃ
)
の羽織にまで
草書
(
そうしょ
)
に崩した年の字をば丸く
宝珠
(
ほうじゅ
)
の玉のようにした紋をつけているので言わずと
歌川派
(
うたがわは
)
の浮世絵師
五渡亭国貞
(
ごとていくにさだ
)
とは知られた。鶴屋はびっくりして
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
夢としか思われなかった海の神の美しい
乙女
(
おとめ
)
、それを母とする霊なる童児、
如意
(
にょい
)
の
宝珠
(
ほうじゅ
)
や
知慧
(
ちえ
)
の言葉というような数々の贈り物なども、ただ
卒然
(
そつぜん
)
として人間の空想に生まれたものではなくて
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
黄金は
土芥
(
どかい
)
か
宝珠
(
ほうじゅ
)
か
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“宝珠”の意味
《名詞》
宝とすべき玉。
「宝珠の玉」のこと。頭部がとがり、周囲に炎が燃え上がるもの。
(出典:Wiktionary)
“宝珠”の解説
宝珠(ほうじゅ、ほうしゅ,la: globus cruciger、en: orb、de: Reichsapfel)とは、十字架が上に付いた球体のことである。他の和訳については、十字聖球・帝国宝玉などがある。
(出典:Wikipedia)
宝
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
“宝珠”で始まる語句
宝珠寺
宝珠花
宝珠玉
宝珠院
宝珠視
宝珠瓔珞