“土芥”の読み方と例文
読み方割合
どかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわば依託金いたくきんのごときものであるからして、これを無意味に浪費ろうひしすなわち土芥どかい同然に取り扱うことははなはだしからんこととも言える。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
が、富貴顕栄を見る土芥どかいに等しく、旧外国語学校廃止後は官報局の一属僚を甘んじて世の栄達を冷笑していた。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
そういう思いをして得て来た生命がけのかてを見ること、この娘さんは土芥どかいにひとしい。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)