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土芥
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どかい
ふりがな文庫
“
土芥
(
どかい
)” の例文
いわば
依託金
(
いたくきん
)
のごときものであるからして、これを無意味に
浪費
(
ろうひ
)
しすなわち
土芥
(
どかい
)
同然に取り扱うことははなはだ
怪
(
け
)
しからんこととも言える。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
が、富貴顕栄を見る
土芥
(
どかい
)
に等しく、旧外国語学校廃止後は官報局の一属僚を甘んじて世の栄達を冷笑していた。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
そういう思いをして得て来た生命がけの
糧
(
かて
)
を見ること、この娘さんは
土芥
(
どかい
)
にひとしい。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
然るに昇は何の道理も無く何の理由も無く、あたかも人を
辱
(
はずかし
)
める特権でも
有
(
もっ
)
ているように、文三を
土芥
(
どかい
)
の如くに
蔑視
(
みくだ
)
して、犬猫の如くに
待遇
(
とりあつか
)
ッて、
剰
(
あまつさ
)
え叔母やお勢の居る前で
嘲笑
(
ちょうしょう
)
した、侮辱した。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
金を
路傍
(
ろぼう
)
の
土芥
(
どかい
)
のごとくみなすのはいかにも
欲
(
よく
)
がなく
潔
(
いさぎ
)
よく聞こえるが、また
丁寧
(
ていねい
)
に考えると金は決して
己
(
おの
)
れの物ではない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
黄金は
土芥
(
どかい
)
か
宝珠
(
ほうじゅ
)
か
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“土芥”の意味
《名詞》
土と芥。価値のない物。
(出典:Wiktionary)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
芥
漢検準1級
部首:⾋
7画
“土芥”で始まる語句
土芥視