“世家”の読み方と例文
読み方割合
きゅうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王成おうせい平原へいげん世家きゅうかの生れであったが、いたってなまけ者であったから、日に日に零落れいらくして家は僅か数間のあばら屋をあますのみとなり
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
晋陽の世家きゅうかとして知られているこの佻脱こざいしの青年は、そのころ妻君を歿くして独身の自由なうえに、金にもことを欠かないところから、毎日のように郊外にある別荘へ往来して
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
老婆はその金で王成にいいつけて三百の良田を買わせ、いえを建て道具を作らしたので、居然たる世家きゅうかとなった。老婆は朝早く起きて王成に農業の監督をさし、細君に機織はたおりの監督をさした。
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)