“時局柄”の読み方と例文
読み方割合
じきょくがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほら、いまどき銀座通を歩けば、すぐぶつかるような時局柄じきょくがらをわきまえない安い西洋菓子のような若い女! あの人たちの表情を見習うんですな。いや、これは女性の前で、ちと失言しつげんをしたようだ
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
とうとうありついたぞ、燻製に! 燻製の蟒——蟒は、ちょっとはだが合わないような気もするが、しかし喰ってみれば、案外うまいものかもしれない。そうだ。時局柄じきょくがら贅沢ぜいたくはいわないことじゃ。