“しゃくや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
借家94.1%
借屋5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安部忠良の家は十五銀行の破産でやられ、母堂と二人で、四谷たに町の陽あたりの悪い二間きりのボロ借家しゃくやに逼塞していた。
予言 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
宮本さんじゃあるまいし、第一いえを持つとしても、借家しゃくやのないのに弱っているんです。現にこの前の日曜などにはあらかた市中を歩いて見ました。
寒さ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
キ……貴様はテキ屋の竜公たつこう……。コ……此奴こいつは私の借屋しゃくやに居やがって……家賃を溜めて……デ……出て行きやがらないんです。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)