“借家人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃくやにん50.0%
しやくやにん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに市民の半分は借家人しゃくやにんであったために、家は焼けるものと始めからきめてしまって、火事があると身のまわりの物を持って、さっさとにげて立退たちのくさんだんばかりしていた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
自分の持つてゐる貸家かしや敷金しききんを、つい使つかつて仕舞つて、借家人しやくやにん明日あす引越すといふ間際になつても、まだ調達が出来ないとか云つて、矢っ張り藤野から泣き付いてた事がある。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)