“つかへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.0%
20.0%
20.0%
10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まなびの道をたどりしも、つかへの道をあゆみしも、皆な勇気ありてくしたるにあらず、耐忍勉強の力と見えしも、皆な自ら欺き、人をさへ欺きつるにて、人のたどらせたる道を
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かゝる衆理想の沒却せらるゝことをば、無理想といひてもさしつかへなしと。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
磯村以上にもそれが胸のつかへになつてゐることは判つてゐながら、彼女の態度を見ると、余り感じが好くなかつた。彼は出来るだけ口を利かないことにしてゐた。
花が咲く (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「天皇をたすけて天の下を定めたまふ。つねつかへまつりたまふ際に於いて、すなはこと政事に及びて、たすけ補ふ所多し」と記してある。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
親兄のつかへをもなさで、君が家の二九九ほだしならんは三〇〇由縁よしなし。御めぐみいとかたじけなけれど、又も参りなんとて、紀の国に帰りける。