さゝへ)” の例文
この時互のさゝへくづれておの/\わなゝきつゝ我にむかへり、また洩れ聞けるほかの者等もかくなしき 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さういふはたけ周圍まはりたつ蜀黍もろこしつよくきがすつくりとさゝへて、それがまばらな垣根かきねのやうにつらなつてはたけからはたけつないではいく屈折くつせつをなしつゝ段々だん/\みぢかくなつてれも鬼怒川きぬがは土手どてちかきる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)