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支
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わか
ふりがな文庫
“
支
(
わか
)” の例文
随って椿岳の
後継
(
あとつぎ
)
は二軒に
支
(
わか
)
れ、正腹は淡島姓を継ぎ、庶出は小林姓を名乗ったが、二軒は今では関係が絶えて小林の跡は盛岡に住んでるそうだ。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
椰子の樹はかうして其心底を示すのである。椰子の下葉は、精一杯に開いて、項垂れがちである、中の葉は前後左右、出來得るかぎり、
支
(
わか
)
れてゐる。
椰子の樹
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
わが漢室の
支
(
わか
)
れた者の
裔
(
すえ
)
である——玄徳は
朕
(
ちん
)
が
外叔
(
がいしゅく
)
にあたるものぞと、勿体ない仰せをこうむりました。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大川の水は、洪水の時、森の根を洗って
浸
(
ひた
)
るとみえ、御堂のすぐ側まで、平常でも、
支
(
わか
)
れ水がひたひたと寄せていた。御堂を囲む木は皆、千年も年経ったような喬木であった。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
極熱の日の、長い眞晝時、椰子はあまりの幸福に恍惚として、その葉の簇を開き別けつつ、四方に離れ
支
(
わか
)
れる所、幼兒の頭蓋をさながらに大きな青い頭のやうに、椰子の實は列んで載つてゐる。
椰子の樹
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
▼ もっと見る
物がたりは、ここから
支
(
わか
)
れて、春日新九郎の身に移ることとなる。が、その夜その一つの船から奔流の底へ巻き込まれた彼は、既に、しっかりと、生命を意識している人ではなかった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
支
常用漢字
小5
部首:⽀
4画
“支”を含む語句
支那人
支那
支障
支柱
突支棒
支流
差支
支配人
一支
支棒
支度
御差支
気支
突支
切支丹宗
支出
支那海
支那街
切支丹
干支
...