“じょうざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
条山33.3%
城山22.2%
穣山11.1%
丈山11.1%
常山11.1%
畳山11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊那の谷を一望の中にあつめることのできる山吹村の条山じょうざん(俗に小枝山こえだやまとも)の位置をえらび、九畝歩せぶばかりの土地を山の持ち主から譲り受け
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
不幸にして自分は城山じょうざんの公園に建てられた光栄ある興雲閣に対しては索莫さくばくたる嫌悪けんおの情以外になにものも感ずることはできないが、農工銀行をはじめ、二
松江印象記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「はや、穣山じょうざん(河北省)の地の利を占めん」と、備えるに狼狽ろうばいしたほどであった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、玄徳は自重して、ひとまず穣山じょうざんへ退却しようと決めた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
登りきった所の右がわのこけさびた一むねが、石川丈山じょうざんの旧居詩仙堂しせんどうの跡である。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われは常山じょうざん子龍趙雲しりゅうちょううんである。劉皇叔りゅうこうしゅくのおいいつけをうけて、今日、江辺に舟をつないで待ち、わが軍の軍師をお迎えして夏口に帰るに、汝ら、呉の武将が、何の理由あってはばむか。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薇香堂なるものの中に畳山じょうざんの木像あり。木像の前に紙錫ししゃく、硝子張の燈籠など、他は只満堂の塵埃のみ。
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)