“畝歩”の読み方と例文
読み方割合
せぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊那の谷を一望の中にあつめることのできる山吹村の条山じょうざん(俗に小枝山こえだやまとも)の位置をえらび、九畝歩せぶばかりの土地を山の持ち主から譲り受け
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その一つはすでに崩れているが、他の一つは約一畝歩せぶ、四周の樹林地の中にこれだけが土地台帳で別筆となって、その分を開いて麦か何かがいてあった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そうですな。ええ百二十七町四段二畝歩せぶなりです。ところがこれっぱかりの地面をあなたがこの山の中にお持ちになっていたところで万事に不便でもあろうかと……これは私だけの考えを
親子 (新字新仮名) / 有島武郎(著)