“城廓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうかく78.9%
じやうくわく15.8%
しろ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ここにおられる、小幡民部こばたみんぶどのが、苦心してうつされたもの。すなわち、自然の山を城廓じょうかくとして、七陣の兵法をしいてあるものじゃ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この六疊はいやしくも佐多田無道軒の城廓じやうくわくだ、中が見たかつたら、寺社の御係りを呼んで來い。町方の不淨ふじやう役人などが入ると、唯は置かないぞツ
昔の大名は領土を持っていて、百姓から自分勝手に取立てをして、立派な城廓しろを築いたり、また大勢の臣下けらいを抱えたりしていた。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)