“不淨”の読み方と例文
新字:不浄
読み方割合
ふじやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拷問がうもん牢問らうとひは、牢番與力配下の不淨ふじやう役人の仕事で、手前共手先御用聞の役目では御座いません、恐れ乍らその儀は御容赦を願ひます」
かのうづたかめるくちなはしかばねも、彼等かれらまさらむとするにさいしては、あな穿うがちてこと/″\うづむるなり。さても清風せいふうきて不淨ふじやうはらへば、山野さんや一點いつてん妖氛えうふんをもとゞめず。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それをおみつは十二やそこらで、や月々の不淨ふじやうを見るさうなと言ひ出したものがあつて、さう言へばさうらしいなア、なぞと合槌あひづちを打つものも現はれ、けがれた娘を神前に出したたゝりは恐ろしい
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)