“しろぶしん”の漢字の書き方と例文
語句割合
城普請100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時に明和めいわの元年、勝山の御城主にお成りなさいました粂野美作守さまのお城普請しろぶしんがございまして、人足を雇い、お作事さくじ奉行が出張でばり、本山寺へ入らっしゃいまして方々御見分が有ります。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
城普請しろぶしんやお屋敷なんぞをこしらえる時に、秘密の抜け穴や秘密仕掛けの部屋をこっそり造らえて、愈々出来上がってしまうと外への秘密が洩れちゃならねえというんで、工作人夫を生き埋めにしたり
材木や伊豆石や、城普請しろぶしんの用材をつんだ船が、誇張していえば、舳艫じくろをつらねてといえるほど、江戸湾に、それぞれの藩旗を並べていた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)