“挺然”の読み方と例文
読み方割合
ていぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内に自から収め養うところの工夫にも切なる立派な人物、所謂捨てて置いても挺然として群を抜くの器量が有ったからであったろう。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
千仞ハ藩論反覆ノ日ニ当ツテ挺然トシテ正義ヲ持シ一時コレガタメニ獄ニ下リド死セントス。アヽ千仞ノ如クニシテシテ後始テ書生ノ面目ヲ失ハザルモノトイフベシ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
滔々たる水路五百余里れて東海に入り、巨濤に千し風波に万すれども断折砕粉せず、直身挺然として我国の洋中ひ、北海の地方により、椎谷貧民れてて水を