トップ
>
挺然
>
ていぜん
ふりがな文庫
“
挺然
(
ていぜん
)” の例文
内に自から収め養うところの工夫にも切なる立派な人物、
所謂
(
いわゆる
)
捨てて置いても
挺然
(
ていぜん
)
として群を抜くの器量が有ったからであったろう。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
独
(
ひとり
)
千仞ハ藩論反覆ノ日ニ当ツテ
挺然
(
ていぜん
)
トシテ正義ヲ持シ一時コレガタメニ獄ニ下リ
幾
(
ほとん
)
ド死セントス。アヽ千仞ノ如クニシテ
而
(
しこう
)
シテ後始テ書生ノ面目ヲ失ハザルモノトイフベシ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
滔々
(
たう/\
)
たる
水路
(
すゐろ
)
五百
余里
(
より
)
を
流
(
なが
)
れて東海に入り、
巨濤
(
こたう
)
に千
倒
(
たう
)
し風波に万
顛
(
てん
)
すれども
断折
(
だんせつ
)
砕粉
(
さいふん
)
せず、
直身
(
ちよくしん
)
挺然
(
ていぜん
)
として我国の
洋中
(
おきなか
)
に
漂
(
たゞよ
)
ひ、北海の地方に
近
(
ちか
)
より、
椎谷
(
しひや
)
の
貧民
(
ひんみん
)
に
拾
(
ひろは
)
れて
始
(
はじめ
)
て水を
辞
(
はな
)
れ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
杉や
檜
(
ひのき
)
が天をむいて立つように、地平線とは直角をなして、即ち衆俗を
抽
(
ぬき
)
んでて
挺然
(
ていぜん
)
として
自
(
みずか
)
ら立って居りますので、その著述は実社会と決して没交渉でも無関係でもありませんが
馬琴の小説とその当時の実社会
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
滔々
(
たう/\
)
たる
水路
(
すゐろ
)
五百
余里
(
より
)
を
流
(
なが
)
れて東海に入り、
巨濤
(
こたう
)
に千
倒
(
たう
)
し風波に万
顛
(
てん
)
すれども
断折
(
だんせつ
)
砕粉
(
さいふん
)
せず、
直身
(
ちよくしん
)
挺然
(
ていぜん
)
として我国の
洋中
(
おきなか
)
に
漂
(
たゞよ
)
ひ、北海の地方に
近
(
ちか
)
より、
椎谷
(
しひや
)
の
貧民
(
ひんみん
)
に
拾
(
ひろは
)
れて
始
(
はじめ
)
て水を
辞
(
はな
)
れ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
挺
漢検準1級
部首:⼿
10画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“挺”で始まる語句
挺
挺身
挺子
挺身隊
挺立
挺櫓
挺出
挺頭
挺特
挺艪