“挺櫓”の読み方と例文
読み方割合
ちょうろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表積おもてづみは半分に称しているが、長さ十八けん、幅七間、二十四反帆たんぼ、二十四挺櫓ちょうろ、朱の欄干を立てめぐらし、金ちりばめの金具かなぐ屋形やかた結構けっこうさ、二十五万石の太守のお座船だけあって
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金鋲きんぴょう御簾みすづけの絢爛けんらんな三挺櫓ちょうろであるが、暴風雨は公平に、この高貴なご料をも、さんざんに揉み悩ましたものと見えて、紫のまん幕、金襴きんらんぶちの御簾みすまでが、無惨に吹きちぎられていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
挺櫓ちょうろを押して一散にここへ帰ってきたわけ。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)